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バレエ教師、病気と怪我の場合

カナダは冬真っただ中です。

ウィニペグよりは平均気温が高いオタワでも、マイナス30度以下の日もチラホラ。。。先週の水曜日はブリザード警報で、クラスは全てキャンセルになりました。

寒さに加え空気がとても乾燥しているし、太陽光を浴びられる機会も限られているので、ビタミンD不足にも陥りがち。スクール内でいつでも誰かが風邪をひいていて、うつしたり、うつされたりしています。

先月は私が風邪をひく番で、咳がかなりひどかったので、授業中でものど飴をなめていないとまともに喋れない日が何日か続きましたが、熱っぽい症状はなかったので、ひたすら水分補給、ビタミンCサプリ、暇さえあれば寝て、滋養のあるものを食べる事でなんとか乗り切りました。

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というわけで今回は、「バレエ教師って、怪我をしたり病気になったりしたらどうなるの?」について書いていきます。

  • 怪我をして立てないとき。(腕の怪我などは動かせる方をつかって教えます。)

小さい子供のクラスで (クリエイティブ・ムーブメントなど)、自分が先頭に立ってかなりアクティブに動かないといけないクラスの場合は、代講を頼む、もしくはアシスタントを付けてもらえるようにお願いすれば何とかなると思います。

ちなみにチェケッティでは、グレード3(10~13歳程度)の試験からUnseen enchaînementというものがあり、試験官が口頭のみで伝えるアンシェヌマンを、生徒がその場でパの名前を理解し、実際踊って見せることができるかどうかの審査も試験に加わります。

それを考えると、グレード3くらいの年齢から、お手本を見せることなく座ったまま教えることもできるというセオリーです。

  • 病気の場合。

風邪をひいて少し熱があるくらいなら、休みません。でも生徒にうつしたら申し訳ないので、遠くから教えます。

家から出ない方がいい(インフルエンザなど)、出られない(下痢・嘔吐など)、入院などの場合は、仕事に行けない事がわかった時点で、真っ先にスクールに連絡を入れます。スクールによっては、自分で代講を探さないといけない所もあるようですが、私の所はディレクター、もしくは事務長が代講を立ててくれます。

事故などで代講を立てる時間がない急な場合は、クラス自体がキャンセル、他のクラスと統合、ディレクターが自ら教える、などの対策が臨機応変にたてられると思います。

ほとんどの場合バレエ教師には有給休暇はないので、怪我や病気などでお休みした場合は、お給料がもらえません。なので体調管理も仕事のうちだと考え、普段から健康に気を付けておく必要があります。

カナダでは、所得税を払っていればお医者さんにかかるのは無料ですが、眼科、歯科、大きな手術、入院などのための保険は任意なので、個人契約のバレエ教師で社会保険制度に頼れない場合は、個人で保険加入をお勧めします。

こういうバレエ教師という仕事のネガティブな面だけを見ると、一瞬、人生の選択を誤ってしまったような気持ちになることが無いと言えば嘘になりますが、好きなことを仕事にして、そのお金で食べていけるって幸せなことだなと思える場面もたくさんあるので、次回はそのポジティブな面をご紹介します。

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バレエ教師の1日(バージョン1:忙しい日)

今日は、私のバレエ教師としての具体的な1日のスケジュールをご紹介します。私は結構ラッキーな方で、1つのスクールでフルタイムで仕事をもらえているのですが、同じカナダでも、地域やスクールによって、時給、スケジュール、雇用形態にはかなり違いがあると思いますので、あくまでも一例としてご覧ください。

今回は1週間で一番忙しい日、金曜日を例に。

9:00-10:15 コンテンポラリープログラムの生徒の為のバレエクラス(2、3年生)

10:45-12:00 コンテンポラリープログラムの生徒の為のバレエクラス(1年生)

12:00-13:00 大人のバレエクラス

昼食

14:15-16:15 バレエクラスに参加(チェケッティ・ディプロマの試験を目指す生徒の為のクラスなのですが、勉強にも運動にもなるので、クラスを受けさせてもらっています。)

軽食

17:00-18:15 子供の趣味クラス(2年生)

18:15-20:15 プロフェッショナルクラス(4年生)

お給料は実際クラスを教えている時間のみを時給で計算して、2週間毎に支払われます。冒頭で「フルタイムで仕事をもらっている」と述べましたが、会社員のような1日8時間とかではなく、他のスクールと掛け持ちしていない、かつ、働いているスクールからのお給料だけで生活できている、という意味のフルタイムです。

平均すると、私の場合は週に27時間ほど教えています。

教えの時間は金曜日よりも土曜日の方が長くて、ほぼ連続で7時間15分(5クラス)教えるのですが、金曜日の方が拘束時間が長いので、忙しく感じるし疲れます。

ちなみに、土曜日は時々15分休憩をはさみながら、9時から17時まで教えます。体力の面では疲れ果てますが、夜がまるまる空いているので、精神的に少し楽に感じるのでしょうか。。。

私の勤め先にはきちんとした職員室があり、コーヒーメーカー、ケトル、冷蔵庫、電子レンジ、食器類など一応全部そろっているので、長時間学校内に缶詰めになることもそこまで苦痛ではありませんが、どうしても横になりたいとか、静かにストレッチをしたいという時は、ヨガマット持参で、空いているスタジオにひっそりと身を隠します。

体力以外で大変なのは、クラスごとの頭の切り替えです。

例えば子供を教える時と大人を教える時だと、声のトーンや使うボキャブラリーや、クラスを進めるテンポを意識的に変えたりしますし、

同じ年齢層の子供のクラスでも、プロフェッショナル・プログラムと趣味クラスでは、生徒へのアプローチの仕方が大きく変わってきます。

新シーズンが始まってもう3か月経つので、かなりリズムができてきました。

が、1年生(7歳、8歳)、2年生(8歳-10歳)と小さい子供のクラスを二つ教えた後に、休憩なしで最上級生(16歳前後)を教える火曜日にはまだ慣れていません。。。

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コメント欄、もしくはEメールでどうぞ。

 

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新米先生へのアドバイス

バレエ教師歴15年(Royal Winnipeg Ballet SchoolのTeacher Training Programに在籍中の3年も含む)、ライセンシエイトの資格も取り、教育者としての修士学位も取り、自分の教えに少しずつ自信もついてきていますが、シニア・ティーチャーと呼ばれる先生方を見ていると、まだまだ学ぶことはたくさんあります。

一番尊敬するのは彼女たちの執着心!

自分が求める動きや形を、生徒が理解して実現するまで諦めません。

言葉で伝えて、お手本を見せて、何回練習させてもできない時は心が折れそうになったりもしますが、シニア・ティーチャーを見習って、妥協しないように頑張っています。

 

私が働いているスクールにも先生見習いのプログラムがあり、そこに在籍中の生徒が1人、春にアソシエイトを受験する予定なので、その準備/練習のために私の1年生と3年生のクラスをアシストしてくれています。私がシニア・ティーチャーから学ぶことがたくさんあるように、彼女も私から何か学べているといいのですが。。。責任重大です。

先週の1年生のクラスで、プリエ、タンデュ、デガジェ、グランバットマンの4つのエクササイズを、そのアシスタントの子に試しに教えてもらいました。

彼女が緊張しながら頑張っている姿を見て、私にもこんな時があったなーと懐かしく、微笑ましかったですが、試験合格のためにはもう少し頑張ってもらわないといけない点がいくつかあったので、クラス後にアドバイスしました。

アドバイス1- 自分が求める音楽の拍子やテンポを明確にピアニストに伝える。

彼女は、プリエのエクササイズのために4分の4拍子を選んでいたのですが、コミュニケーション不足だったせいで、ピアニストは4分の3拍子を弾いていました。拍子が違うことに気付けて、直していればまだよかったのですが、そのままにしてしまったので、もしこれが本当の試験だったらミュージカリティの面でマイナスになります。

アドバイス2- “Ready, and”と言う前に、生徒が準備できているか確認する。

上級者クラスを教える際にはほとんど必要ない事ですが、小さい子供(1年生は8歳前後)を教える時は、言わなくてもわかっているだろうという考えは捨ててなくてはいけません。アンシェヌマンを教え終わって、さぁやってみましょう!という時は、足と腕のポジション、姿勢、顔の向きなどの準備をするようにいちいち言わないと、曲が始まってもボーっと突っ立っている子もいたりして、収拾がつかなくなってしまいます。

アドバイス3- 生徒が楽しんでいるかどうかを気にしすぎない。

「生徒に踊ることを楽しんでほしい」というのはバレエ教師共通の願いですが、その為にアンシェヌマンを複雑にしたり、生徒が喜ぶステップのみを繰り返すのは間違いです。どんなにシンプルな動きでも、完璧にすることは容易ではありませんし、ディテールを追求することを楽しめるように育ててあげることが大事だと思っています。

 

教える生徒の年齢やレベル、クラスの内容によってアプローチの方法は変わってきますが、バレエを教えるにあたって1番大事だと私が思っていることは、まずは自分がバレエに対して情熱を持っている事です。

「仕事」になってしまうと、やる気が出ない時や、やっつけ仕事になってしまう日もあるかもしれませんが、そういう時こそクラスを受けたり、舞台を見に行ったりして「バレエが好きだ」という事を思い出せば、1日に100回以上 ”Point your toes!” と言わなければいけない毎日も、そう悪くはないと思えるかもしれません。

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近況報告

全然更新されないブログですが、辞めたわけではありませんという事をお知らせするために、簡単に近況報告をします。

 

まずは6月中旬、

ライセンシエイトの試験を受け、無事合格しました!肩の荷が下りたー!!(ライセンシエイトに向けて奮闘中の記事はこちら)

ライセンシエイトの資格を持つことによって、自分の生徒に受験させられる試験の制限がなくなります。

最近チェケッティカナダのルールに変更があり、まだうろ覚えですが、アソシエイト(最初の教師資格)はインターミディエートまで、アソシエイト・ディプロマ(1つ上の教師資格)はアドバンス1までのみ、自分の生徒に試験を受けさせることが可能です。

が、ライセンシエイト(もう1つ上の教師資格)を持つことによって初めて、アドバンス2などの高いレベルの試験や、アソシエイトなどの教師資格の試験など、チェケッティに関する試験はどれでも、指導者として生徒の願書に名前を書くことが認められます。

 

そして7月。

大学院の卒業式がありました。去年の9月が論文の締め切りで、秋には卒業が内定していたのですが、正式な卒業式、証書授与は今年の7月でした。(論文に四苦八苦中の記事はこちら

今後は履歴書など、正式書類の名前の後に、MAE(Master of Arts in Education)をつけることができます。

日本に帰国中だったこともあり、卒業式のためだけにロンドンに行くのはさすがに時間もお金ももったいないので、残念ながら欠席しました。

RADのパトロンであるダーシー・バッセルが来賓で卒業式に出席していたらしく、Facebookにアップされる、クラスメイトとダーシー・バッセルの写真がちょっとだけうらやましかったです。(四角い帽子とガウンも。。。)

 

8月は飛ばして9月。

カナダに帰国予定の前々日に台風で関西国際空港が閉鎖になりあわてふためきましたが、Air Canadaに電話して名古屋発に変更してもらい、予定通り帰ってこられたので、仕事にも支障をきたすことなく新シーズンに突入しました。

9月下旬にはアルバータバレエのくるみ割り人形オタワ公演のオーディションのお手伝いをしましたが、240人近い受験者とその親たちで、スクールが人であふれかえっていました。再来週からは、そのリハーサルもサポートします。

 

今年は、私が働くスクールの40周年という記念の年ということもあり、いつもよりさらに忙しくなりそうなので、目の前の仕事からどんどん片付けて行くように頑張ります!

 

ご意見、ご感想、ご質問、ご相談は、ブログのコメント欄か、メールで随時受け付けています。お返事に数日頂く場合もありますので、ご了承ください。

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成績表

私が教えている学校では、前期末に成績表を渡します。後期はチェケッティの試験があり、試験官からコメントをもらえるので成績表はありません。

私は1年生から4年生までの担任なので、バレエの生徒だけで30人以上!

それに加えて、コンテンポラリーダンスプログラムの生徒のバレエクラスも任されているので、合計すると50人以上の成績表をつけることになります。

バレエプログラムの成績表は小学校の通知簿のように、「できました」と「頑張りましょう」があり、それに先生からのコメントが添えられるだけなのですが、コンテンポラリーダンスプログラムは政府認可の専門学校なので、バレエプログラムよりの成績表よりもかなり細かく、しかも100点満点なので、絶対評価と相対評価のバランスをとるのが大変でした。

最後の方になってくると目がチカチカしていました。

1番大変なのがコメントで、長所をほめるのは簡単なのですが、短所を指摘する際、的確にポイントを述べつつも頭ごなしにならないように語調を調整するのに時間がかかりました。

冬休みが始まったらちゃっちゃと終わらせよう!と意気込んでいたのに、思いのほか時間がかかってしまい、かといってクリスマス中には働いていたくなかったので25、26日は自分を甘やかして休憩。

あれよあれよという間に大晦日をむかえてしまいましたが、2018年には持ち越さないぞーと自分を奮い立たせ、31日の夕方6時に全て書き終えました。

このブログ記事をアップする時点ではカナダはまだ2017年ですが、日本の皆様、明けましておめでとうございます。

2018年はもう少し頻繁にブログを更新して、このブログを読んでくださっている皆様に海外で働くバレエ教師の仕事ぶりや生活をお伝えしていくことが目標です。

忙しい時期には平気で3か月も4か月も放置されてしまうこのブログですので、新着記事のお知らせを受信できるように登録して頂くと便利です。画面右側にある”フォローする”ボタンをクリックし、メールアドレスを入力して頂くと、更新のお知らせがメールで届きます。

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ライセンシエイト

プロフェッショナルコースもレクリエーショナルコースも前期の発表会を終え、冬休みが近づいてくるにつれて毎日の生活が落ち着いきを取り戻してきたので、またまた放置していたブログを更新する時間が持てるようになりました。

今週の仕事場は「落ち着いている」どころか、ロイヤルウィニペグバレエのくるみ割りのオタワ公演のために生徒の半分は出払っていて、土曜の1年生クラスは13人中4人出席という極少クラスになってしまったので、今学期習ったパをフル活用してクリスマスダンスを作りました。

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以前にも何回かこのブログで書いたことがあると思いますが、カナダのチェケッティ協会に登録する教師は4段階のレベルに分かれていて、

1番最初の試験はアソシエイト(クリックするとアソシエイトについて書いた時の記事をご覧いただけます)、

そこから3年間チェケッティ教師として経験を積んだらアソシエイト・ディプロマ、

そこからさらに最低2年の経験を積んだらライセンシエイト、

そしてライセンシエイト取得から3年以上の経験を積んだらフェローシップと呼ばれる試験を受けることが許されています。

私が以前から、そろそろ準備をし始めて近々試験を受けたいなぁと思っているのがライセンシエイトと呼ばれる試験で、ライセンシエイトを保持することによって、自分の生徒にアドヴァンス1やアドヴァンス2など、高レベルな試験を受けさせることができるようになります。

ライセンシエイトを受験するにはアソシエイト・ディプロマの試験から2年以上の経験を積んでいることの他にもたくさんの条件があり、

アドヴァンス1と呼ばれるダンサーとしての試験をパスしていることや、グレード1からグレード6、インターミディエイトとアドヴァンス1の男女両方のエクササイズをすべて熟知していること、アドヴァンス2のエクササイズにも精通していることなどが挙げられます。

大学院の修士課程を終えたばかりだったので、今年1年は休憩して、来年あたりからそろそろ準備を始めようかなーと思っていたのですが、今シーズンのティーチングスケジュールが、ライセンシエイトの準備にはうってつけだったので、他の先生方からのプッシュもあり、5月末か6月初めに試験を受けるため今猛勉強中です。

ライセンシエイトの試験では、知識としてチェケッティ・メソッドを知り尽くしていることはもちろん大事なのですが、その知識を言葉で表現して、その日初めて会う数人の生徒を1時間45分のクラス中に上達させる事が求められます。

週1回、一緒に働いている試験官の教えるクラスの助手をさせてもらい、週に2回、もう一人の試験官にライセンシエイトのための特訓をしてもらっているので、最近ではかなり戦略法がわかってきて、試験官の先生方からも「軌道に乗ってきてる」と言ってもらっています。

ですが最初の頃は、相手が求める答えを予想しようとして、合っているのかなー。。。間違っているかもなー。。。としどろもどろになってしまうこともしばしばありましたが、これだけ何十年もバレエに携わってきて、試験官が私と「違う見方」をすることはあったとしても、私が根本から間違っている事なんてまずないだろう、と自信を持つことにしてからは順調です。

試験の願書には私を特訓してくれている試験官2人の名が指導者として連ねられることになるので(指導者が試験官だったとしても自分の生徒の試験をすることはできません)、彼女たちの顔に泥を塗ることにならないよう頑張ります。

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日本ではあまり必要とされない「教師資格」ですが、海外で取得することに興味がある方は、何かお手伝いできることがあるかもしれませんので、お気軽にご相談ください。

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海外での就職

私が卒業したロイヤル・ウィニペグ・バレエスクール(RWB)のティーチャーズコースは、就職率100パーセントを誇っています。毎年2、3月頃になるとディレクターのもとに教師募集のお知らせが来たり、学校の掲示板に募集要項が張り出されたりしますし、チェケッティ協会のメンバーには協会からもバレエ教師募集のお知らせがメールで届きます。

知っている卒業生の中でも、卒業後自らバレエ教師にならない道を選択した人以外は、皆バレエ教師として活躍しています。

カナダのどこで教えるか、スクールのレベル、ピアニストの有無などにこだわらないのであれば、名のある学校(RWBやナショナル・バレエスクールなど)を卒業して、チェケッティ(もしくはRADなど)の教師免許を持っていれば、何かしらの仕事は見つかると思います。

問題は就労ビザです。

カナダは比較的移民しやすい国だと思うのですが、それでも、日本人がカナダで、カナダ人が働けるはずのスポットを奪って就労するわけですから、ビザの申請には時間と、お金と、手間ひまがかかります。

就労が認められるビザには種類があるので、いくつかご紹介します。

1-学校を卒業して、オープン・ワークパーミットを申請する。

バレエ学校に限らず、カナダ政府にpost-secondaryと認められている学校(高校教育以降の学校、専門学校、大学など)を卒業すると、就学していたのと同じ期間の就労が認められるビザを申請することができます。例えばRWBのティーチャーズコースは3年プログラムなので、卒業後は、3年間有効のオープン・ワークパーミット(どこででも働ける就労ビザ)、4年制の大学なら4年間有効のワーク・パーミットという具合です。

オープン・ワークパーミット有効期限後もカナダで就労したい場合は、ワークパーミットがまだ有効な間に移民申請をすることが可能で(条件はいくつかあります)、認められれば、カナダ国民とほぼ同等の権利が与えられます。5年ごとに更新する必要がありますが、定められたルールを守っていればカナダに永住できますし、権利をはく奪されることはまずありません。

2-職場を通してワークパーミットを申請する。

私がRWBを卒業した時はカナダ政府が移民に対してかなり警戒していた時期だったこともあり、RWBがオープン・ワークパーミット申請可能な学校のリストに入っておらず、私の場合はこの方法をとらざるを得ませんでした。雇い主の協力が必須な方法ですし、職場を通しての申請なので、その職場以外で働くことは禁止されています。

まずは、雇い主が外国人を雇いたい旨を政府に申請し、それに対しての許可をもらいます。この時点で、「日本人じゃなくてもできる仕事」の場合はなかなか許可がおりません。(寿司屋のシェフとして働きたいなど、日本人にしかできないと判断される職種の場合などは、比較的簡単に許可が下りるようです。)

雇い主に許可が下りれば申請番号のようなものがもらえるので、今度はビザ申請者本人が、その番号を添付して、本格的にワークビザ申請という運びになります。私はワークビザが取れ次第すぐに移民申請したので、この種類のワークビザに関する有効期限などはわかりません。

3-お金を払って移民する、カナダ人の養子になる、カナダ人と結婚する。

これは私がビザ申請にてんてこまいで、もうダメなんじゃないか、と心が折れていた時に、「へーこんな方法もあるんだなぁ」と何気なく本で読んだだけであって、お勧めはしません。お金を払う場合は、移民申請する州によって金額がまったく違います。マニトバ州の場合は3千万くらいだったかなと記憶していますが、BC州など人気の高い州は億単位だと思います。また、養子になるには18歳以下であることが条件だったと思います。ビザのための結婚などは、詐欺罪で捕まることもあるのでやめましょう。

4-ワーキングホリデープログラムで働く。

私はワーキングホリデーとして働くことは視野に入れていなかったので、あまり詳しくは知りません。外務省のウェブサイトへどうぞ。

以上は私がワークビザを申請した時の情報であって、申請条件、申請方法などは本当によく変更されますので、必ずご自分で、政府のオフィシャルサイトなどで最新の情報をご確認ください。

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先日、大学院の修士論文の成績が発表されました。無事に合格することができたので、来年の7月の卒業式には、Master of Arts in Educationの学位がもらえます。それと同時に、Royal Academy of Dance (RAD)の教師資格も取得できるので、3年間頑張った甲斐がありました!

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